2012年1月24日火曜日

作品紹介(4) 『モノクロームの少女』

 モノクロームの少女

■ストーリー:美しい自然の広がる新潟県長岡市を舞台に繰り広げられる青春ファンタジー。中越大地震で失った大事なキーホルダーを探すため、幼なじみの広志とともに3年後のある日、壊れたままの中学校校舎跡を訪れたくるみ。そこで2人は古い木箱に入った写真を発見するが、写真の中で哀しげな表情を浮かべていた少女が突然、2人に向かって訴える。「あの人に会いたい」と、ある青年に会いたいと言う写真の少女の願いを叶えるため、くるみと広志は青年を探すことにするが……。

■キャスト:寺島咲 入野自由 川村亮介 有村実樹 藤真美穂 大桃美代子 モロ師岡 松井誠 村野武範 大杉漣 加藤武
■脚本/監督:五藤利弘
■プロデューサー:嶋田豪 撮影:芦澤明子 
■主題歌:スネオヘアー「ホームタウン」
■音楽:原朋信




■五藤監督による作品紹介:
2004年、故郷の新潟で起きた中越地震をきっかけに、親しい家族、兄弟、友達が被災したのに、自分は遠く離れた東京にいて何も出来ないことをもどかしく思い、では、故郷に何が出来るのかと考え、故郷の美しさ、忘れていた大切なもの、残しておきたい風景を映像に収めなくては、との思いに至ったのがきっかけで、共鳴、共感下さる地元の方々に支えて頂き制作しました。
強い想いを持ち続けていれば、想いは叶うというメッセージを一番に伝えたかったです。この作品を観て下さった皆さんが、それぞれの地域のよさを見つめ直して、大切なものを思い出してくれたら、この作品をつくった意義があると思っています。


『モノクロームの少女予告編

作品紹介(3) 『今日という日が最後なら』

 今日という日が最後なら

■ストーリー:


「何をしたいか考えました、大切な人と今を行きたくて。」

~違う環境で育った双子の姉妹、一歩を踏み出すだけで、日々は彩られてゆく~

八丈島で生まれた双子の姉妹、舞子と聖子。二人がまだ幼いうちに母親は体の弱い舞子を残し、聖子を連れて島を出た。二人が離れ離れになって20年。祖母によって自由奔放に育てられた舞子は祭りによって生まれ育った島を盛り上げようとしていた。一方聖子は閉鎖的な環境で自分の可能性を信じられずにいた。祭りの直前、1通の置手紙を残して舞子は姿を消す。聖子のもとへ向かった舞子は彼女を島に連れ帰り、自分自身が一歩を踏み出す勇気を、そして世界を変える勇気を伝えようとするのだが…。


■脚本・監督・編集 柳明菜
■プロデゥーサー 辻井一郎 松谷健史 岡田恒明
■キャスト:森口彩乃 柳裕美 清水増子 岡田真由子 本多章一 真鍋敏宏 遠藤るか 藤谷文子
■製作: The Willows






■解説:
映画製作の始まりは2006年春、柳監督が大学の合宿で八丈島へ訪れたことがきっかけになった。八丈島の大自然や文化、そして人々に惚れ込んだ柳監督はこの島で映画を撮ることを決意し、それから2年3ヶ月を経て一般上映されることが決まった。
ありのままの八丈島の魅力と、様々な文化の出会いがもたらす感動をフィルムにおさめることを目的に、若い監督を中心としたスタッフ・キャストと島民が一丸となり、瑞々しい青春映画が誕生した。
ヒロイン聖子に『ブラブラバンバン』、『歌謡曲だよ!人生は』の森口彩乃。聖子の双子の妹・舞子は監督の妹で映画初出演の柳裕美。『実録・連合赤軍 あさま山荘への道』、『闇うつ心臓』、『ロボロック』の本多章一、『式日』の藤谷文子他、実際に八丈島に住む島民たちが、ヒロインたちを支える魅力的な八丈島の人々として出演している。
監督は、写真家としてキャリアをスタートし、女優として活動する傍ら脚本家、監督としても活躍の場を広げてきた柳明菜。前向きなメッセージとありのままの八丈島の魅力、さまざまな文化の出会いがもたらす感動をフィルムに収めている。07年海洋映画祭にて上映され話題を呼んだ本作は、アメリカを含め多数の映画祭に出品。幻想的に彩られたビジュアルセンスが新しい作家の登場を予感させる。

『今日という日が最後なら』予告編

作品紹介(2) 『休暇』

 休 暇

■ストーリー:

子連れの女との結婚を控えた中年の看守・平井は、有給休暇を使い果たしていたために,新婚旅行に出かけられずにいた。
ある朝、死刑囚・金田の刑が2日後に執行されることを知らされる。もし処刑の際、支え役を買って出れば1週間の休暇を与えられると聞いた平井は、自らその役に名乗りを上げる。かくして刑は執行され、平井は新妻・美香と彼女の息子・達哉とともに、ささやかな新婚旅行に出かけることとなった。
だが平井には,自分の幸福のために死刑執行に加担した記憶がいつまでも離れない。同僚たちは,挙式前にすすんで支え役を買って出た平井に白けた目を向けていたし,妻の子・達哉の,平井を拒む態度も,彼の不安と苛立ちをつのらせた。
美香は「いつかあの子もあなたに慣れるはず」と云うが,達哉は自分を父親として受け入れるときがくるのだろうか。職務とはいえ,人間の生命を奪った自分は人間としての幸福を享受できるのだろうか……。

■キャスト:小林薫 西島秀俊 大塚寧々 大杉漣 宇都秀星 柏原収史 菅田俊 利重剛 谷本一 今宿麻美 滝沢涼子 榊英雄 りりィ
■監督:門井肇
■製作:小池和洋


『休暇』予告編

2012年1月23日月曜日

作品紹介(1) 『青い青い空』

 青い青い空


■ストーリー:
春風吹く浜松の町。高校生活を送る真子(相葉香凛)は大学受験のことで母(鈴木砂羽)と対立。1年も口をきいていない。そんなある日、親友のみさと(草刈麻有)から書道部に入ろう!と誘われる。顧問は風変りなヤンキー教師・八代(波岡一喜)「書道はうまい下手とちゃう!自分らしさがあるか?気持ちが出ているか?それが大切や!」という。その言葉。何だか温かい応援のように聞こえた。そんな書道部で出会った仲間たち。誰とも口をきかない三笑子(橋本わかな)。ダイエットに夢中のトン子(田辺愛美)。真子に片思いの卓也(冨田佳輔)。書道の有段者なのに、真子たちをバカにして入部しないミチル(平沢いずみ)。それぞれの孤独。いくつもの悲しみを見つめ、真子たちだけでなく、親たちもまた、忘れていた大切なことに気づいていく。やがて、明らかにされる八代先生の過去。浜松の美しい風景。涙と感動の青春ストーリー。

■キャスト:相葉香凛 草刈麻有 橋本わかな 田辺愛美 平沢いずみ 冨田佳輔 ミシェル 波岡一喜 鈴木砂羽 袴田吉彦 藤田朋子 芳賀優里亜 塩見三省 長門裕之 松坂慶子
■製作:2010「青い青い空」製作委員会
■監督・脚本:太田隆文



「青い青い空への道」 原作脚本&監督:太田隆文

太田監督の「監督日記」で『青い青い空』の世界をもっとよく知ることができます!要チェックです

『青い青い空』予告編


2012年1月22日日曜日

上映作品について

上映作品決定!


4人の監督さんに全面的なご協力いただき、以下の4作品の上映が決定しました。


 
青い青い空
■監督:太田 隆文  ■撮影地:浜松市  ■上映時間:128分


休暇
■監督:門井 肇  ■撮影地:山梨県  ■上映時間:115分


今日という日が最後なら
■監督:柳 明菜  ■撮影地:八丈島  ■上映時間:107分

モノクロームの少女
■監督:五藤 利弘  ■撮影地:長岡市  ■上映時間:99分

概要

気鋭映画監督作品上映会 ~地域からの視線~

「富士山・河口湖映画祭」の一環として、「地域」に独自の視線を投げかけて製作された気鋭映画監督の作品を上映します。

「アート」「カルチャー」「エンターテインメント」をテーマとした「富士河口湖・冬の芸術祭」が今年から始まったことをきっかけとして、第5回を数える「富士山・河口湖映画祭」の新しい企画としてスタートします。映画祭のメイン・イベントが行われる2月18日(土)・19日(日)に先がけて、ステラシアター・小ホールにて、7日間連続で質の高い4作品を上映します。


【上映期日】2012年2月11日(土)~17日(金)
【上映場所】河口湖ステラシアター 小ホール
【入 場 料】500円(期間中何度でも入場可)

お問合せ:富士河口湖町観光課 TEL 0555-72-3168